みなさん、こんにちは!
5月にゲストスピーカーとして「子ども法・未来ルーム」に参加してくださった塚原たえさんの裁判が、7月29日から東京地裁で始まりました。
塚原たえさんは、9歳から17歳まで実父から性的・身体的虐待を受け、最初の妊娠は実父の子でした。
弟さんも同様の被害に遭い、29歳で自ら命を絶たれています。
たえさんは現在も複雑性PTSDで通院中ですが、2023年11月から文春オンラインで父親を実名告発し、2024年3月には著書でも事実を公表しました。
病と闘いながら、この世の不条理と闘う活動を続けられています。
7月29日の初公判では、傍聴席が抽選になるほどたくさんの方が応援に駆け付けました。
民事裁判の中で、被告である実父側は虐待の事実を全面的に否認。
これからの裁判で、事実関係が本格的に争われることとなりました。
第2回公判は9月29日に予定されています。
本格的な闘いは次回からです。
しかし、第1回公判の後も、塚原さんは様々な誹謗中傷に苦しめられています。
「とても辛いのが、勝手な憶測で勝手なことをされたり言われたり、今の生活を勝手に流されたりすること。
『監視の目』がすごく辛いです」と述べておられます。
親からの虐待に苦しみ、その深刻な後遺症に今も苛まれている被害者が、なぜ世間から心無い言葉を浴びせられ、さらに苦しまなければならないのか。
本当に強い疑問と憤りを覚えます。
一体、どんな人たちがこのような心無い行為をしているのか――仲間たちと議論になりました。
自覚のない虐待サバイバーで、「大したことではない」と思おうとしている人
家父長制的な価値観にどっぷり浸かっている人
自身が虐待の加害者であり、責められているように感じて攻撃的になっている人
私たちの推論に過ぎませんが、ジャニーズ(現SMILE-UP.)問題の時も、声を上げた被害者に対する心無い誹謗中傷が続き、やりきれない思いがしたものでした。
そして何より辛いのは、周囲や世間の「沈黙」です。
キング牧師の名言に「最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である」という言葉があります。
悪意ある攻撃に対して、私たち一人一人が沈黙せず、被害者の救済と尊厳のために声を上げていくことが何よりも大切なのだと痛感しています。
power.chil852@gmail.com
九鬼れいこ
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